ワックス制作は技術はもちろん、デザインのコンセプトをしっかりと理解し
それを形にする表現力も非常に重要となります。
デザインの特徴により、3D CAD+切削機で形を作りだすか、職人の手によって
形を作りあげるかを使い分け、より精密かつイメージに近い形状で仕上げます。
数々のデザインをこなしてきたからこそ、細部にまでこだわります。
ワックス原型を鋳造により金属原型にしたものを、更に調節・仕上げをします。
すでに主な形は出来上がっているものの、量産の基盤となる金属原型は、
量産時の精度を左右すると言っても過言ではないほど非常に重要となります。
また形状によっては鋳造ではなく地金から型を作りだす場合もありますので、
技術の高さや制作の知識が問われるポジションとなります。
シルバー原型を型どったゴム型から大量のワックスパターンを成型し、
量産品の鋳造(キャスト)を行います。
周りの環境や設定で仕上がりに変化が出てしまうこともあり
「キャストは生き物」とまで言われる程の難しい作業です。
弊社ではメーカーお墨付きの最新鋳造機と周辺機器を整え、
常に安定・高品質を目指して作業しております。
キャストからあがったまだザラザラとした表面を削り、金属原型で加工した形を
崩さない様に、一つ一つ手作業で丁寧に磨きます。
何十個、何百個とある製品をいかに同じ形・同じ精度で磨きあげるか、
数々の道具と技術を駆使し、また数多くの製品を磨きあげてきた熟練の職人
だからこそできる業です。
より速く、より高精度に。
レーザー溶接を使用することで、スピード・クオリティを高めることができます。
また、火を使用することのできない箇所の接合や、今までに量産が困難と
されてきたデザインでも制作が可能となり、より多くのニーズにお応えできます。
荒らし上げ、石留めが終わった商品を磨き上げ、鏡面に光らせる作業となります。
一見機械にあてるだけの単純な作業に見えますが、磨きが足りないと美しい輝き
をだすことができず、逆にあて過ぎてしまうとダレや形状が崩れてしまう為、
あてる方向や磨き加減など細かいテクニックが問われる作業となります。
お客様がご希望されます品質やさまざまな種類の石にも対応させて
頂けます様に、石の買い付けから行い、さらにすべての石において
留める前の検品は欠かせません。
留め作業は石留めに特化した職人が作業を行いますので、爪や
覆輪などの定番な留め方のみならず、その他セッティングにも
可能な限り対応させて頂きます。また、メレ留め等の繊細な留めの
商品にも対応できます様、マイクロスコープを導入しており、
シルバー、ゴールド問わずより美しく・正確な石留めを行います。
弊社では各工程ごとに検品を行っており、各検品をすべてクリアしたもののみ
商品として最終検品に到達し、再度すべての部分の検品を行います。
数多くのジュエリーを見てきた検品専門のスタッフが見落としの無い様、
一つ一つ丁寧にチェックをし、お客様にベストな状態で商品をお届け致します。